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教えて、真銅先生! 「車いすで移動」 ー移乗移動介助だけが介護じゃない、自立支援も介護の一つー

こんにちは!新年度になりました。
弊社にもたくさんのフレッシュマンが入社し新鮮な空気が漂っています。

暖かくなると外出の機会が増えます。その為、今回は車いすについてお話したいと思います。
ところで『車いす』といっても様々、色々なタイプがあります。
まずは定番「自走式車いす」

これは最もオーソドックスなタイプで大きな後輪にハンドリムと言われる、自走用のフレームが付いているのが特徴です。
次に「介助式車いす」

小さな後輪でハンドリムはありません。小回りが利き室内での移動、持ち運びに便利です。

こちらは「リクライニング車いす」

車いす上で日中を過ごす時間が長い方におすすめ、フルカスタムモデルもあります。

次は競技用の車いす!こちらは「車いすバスケット用」です。

ハの字に開いた後輪は俊敏なターンを実現させます。フロントのガードも特徴的。車いすバスケットがいかに激しいスポーツか想像できますね!

こちらは「陸上競技用車いす」

直進走行性と軽量化、空気抵抗など技術の粋が詰まっています。もはやレーシングカー!

「電動車いす」

ジョイスティックで前後左右の動きをコントロールします。
日本の道路交通法では時速6㎞以下と定められていますが、海外では時速20㎞近いスピードで走行できるものもあります。

「家具調の車いす」

おしゃれ!単なる移動手段とはいわせない!

いかがでしたか?
車いすは、足の不自由な方が「移動する為に使用するもの」というイメージが強いかと思いますが、単なる道具ではありません。「メガネ」のように時にはファッションアイテムとして。スポーツ用具としてポテンシャルを上げるために。家具の一つとして豊かな日常生活を送るために。自身の足として社会参加する為など様々な側面があります。
介護は広義では介助(移乗移動等)だけではありません。その方が自立(自律)した生活を送る為に何が必要なのかを考えることも介護(福祉)といえるでしょう。

日本福祉アカデミー
専任講師 真銅 至