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教えて、真銅先生! 「介護のお仕事 -レクレーション編-」

皆さんこんにちは!
いかがお過ごしでしょうか?春は出会いと別れの季節、例年ですと卒業式後の打ち上げや歓送迎会などで盛り上がる時期ですね。しかし、今年はコロナ予防の観点から自粛している会社や学校が多いようです。

ところで、前回は介護職への転職についてお話しましたが、今回は介護職のお仕事内容について触れていきたいと思います。その中でも特に行事やレクレーションについて取り上げたいと思います。

介護職と言うと、ご利用者様の直接的は介助を連想するかもしれませんが、実はそれだけではありません。日々の健康を保つ為、体操やレクレーション、行事などの企画も介護職の大切な仕事の一つです。介護は「支援」という側面と「リハビリテーション」の両面の考えが重要だからです。

【行事】

介護施設などでは、いわゆる『4大イベント』などと言い「夏祭り」「敬老会」「クリスマス会」「新年会」などに力を入れている事業所が多く見られます。去年はコロナの影響もあり、各施設では大変ご苦労されたかと思いますが、楽しみにされているご入居者様が多いのではないでしょうか…


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これらの行事は通常、数名のチームを組んて企画します(例:夏祭り企画実行チーム…)。当日のタイムスケジュールや出店の内容(輪投げ・ゲーム・焼きそば・かき氷等)とその予算。また、当日のスタッフの配置など決める事は山ほどあります。でもご安心ください。いきなり全部一人で決めるという事はありません。通常はベテランスタッフが前回の行事を参考にリニューアルしていく方法をとっています。

【レクレーション】

また、日々のレクレーションでは体操やゲーム、音楽などを行う施設が多いようです。これは、楽しみ(余暇)の意味もありますが、身体を動かし笑う事によって健康を増進させる目的もあります。風船バレーやスリッパ飛ばしなどの運動系や童謡や唱歌などの音楽系、塗り絵や小物入れ作りなどの頭脳系など、楽しみながら健康づくりができます。


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コロナ予防の為、「密」を避ける事も重要ですが、先にお話した「コロナフレイル(フレイル=虚弱)」も見逃す事は出来ません。このフレイルの大きな原因(安静にしすぎ=不活発)にあるからです。
密を避けてのレクレーションはなかなか頭を悩ませるところですが、「糸電話で伝言ゲーム」や「施設内、宝探し」などソーシャル・ディスタンスをあえて逆手に取ったゲームも面白いかもしれませんね!

日本福祉アカデミー
専任講師 真銅 至