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教えて、真銅先生! ヤングケアラーについて!

皆さんこんにちは!
先週末の札幌は大荒れの天候でした。お陰で強風にあおられ傘の骨がバラバラになってしまいました。
気に入っていたのに…
今週は打って変わって大変良い天気です。

さて今回は、ヤングケアラーについてお話したいと思います。
ヤングケアラーとは、「障がいや病気のある家族を通学や仕事の傍ら介護する18歳未満の方」。と定義する事ができます。

もちろん、家族の介護を行う事は悪い事ではありません。しかし、介護は看病と違い多くの場合は年単位。場合によっては、数十年という事もあり得ます。その為、介護を行っている若い彼らの生活(学業)をひっ迫するだけではなく、相談相手が誰もいなく体調を壊してしまうという場面も少なくありません。また、希望していた就職や学業を諦めなければいけないといった事も発生しています。

現在のヤングケアラーの数は15~18歳で30,000~40,000人と言われていますが、15歳未満の実数は掴めていないので実情です。また、本人がヤングケアラーであるという認識が無い場合も多くあります。

このような状況から、2021年5月より、日本政府においても本格的に相談窓口を設けるなどの対策に乗り出しました。

家族介護の基本は「誰かに相談する」事です。
これは若い方のみならず全ての年代に当てはまりますが、ヤングケアラーの多くは相談窓口すら知らないというケースが見られます。

もし、お知り合い、ご本人様が家族介護に悩んでいる場合は、先ず相談をしてみてください。
参考に厚生労働省のホームページに記載されている相談窓口を記します。

日本福祉アカデミー
専任講師 真銅 至

児童相談所相談専用ダイヤル
児童相談所は、都道府県、指定都市等が設置する機関で、子どもの健やかな成長を願って、ともに考え、問題を解決していく専門の相談機関です。虐待の相談以外にも子どもの福祉に関する様々な相談を受け付けています。
電話番号:0570-783-189(なやみいちはやく)
受付時間:24時間受付(年中無休) ※通話料はかかります
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いじめやその他の子供のSOS全般について、子供や保護者などが夜間・休日を含めて24時間いつでも相談できる、都道府県及び指定都市教育委員会などによって運営されている、全国共通のダイヤルです。電話番号:0120-0-78310(なやみいおう)
受付時間:24時間受付(年中無休) ※通話料無料
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「いじめ」や虐待など子どもの人権問題に関する専用相談電話です。
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