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教えて、真銅先生! リアルにご質問にお答えします!

みなさんこんにちは!
すでに新型コロナウィルスの予防接種を受けられた方はいらしゃいますか?
副反応が全くない。少し熱が出た。左腕が何となく痛い…人によって様々なようですね。

ところで、日々講義を行っていると受講生さんから様々なご質問を受けます。
できる限り早くご返答するように心がけていますが、今回はメール等で頂いた「リアル」なご質問を何点か取り上げたいと思います。

(質問) Aさん
誤嚥と誤飲の違いはなんですか?
誤嚥は誤嚥性肺炎とかで習ったのですが、誤飲がよくわからなくて、、、
あと、食事終了後(食前もあると思いますが)の服薬介助は、初任者研修の資格でも介助出来ますか?
看護師さんのみ行える介助ですか?
回答よろしくお願い致します(*ᴗˬᴗ)⁾

(回答)
誤嚥とは、意図としないで食べ物がの吞み込みの際、気管に入ってしまう事です。通常、気管は空気の取り入れ口ですので、食べ物などの異物が入ってくるとその食べ物についている細菌などが繁殖し、炎症を起こす事があります。これを誤嚥性肺炎と呼びます。
また、食べ物だけではなく「唾液」などでも起こり得ます。一方、誤飲は食べ物ではない物を誤って食べてしまう事を言います。子供がボタンを食べてしまったり、認知症の方がティッシュペーパーを食べてしまうなどを指します。
服薬介助に関しては、日常生活で必要な行動の延長という考え方で、介護士が行う事が出来ます。お薬に関しては、糖尿病のインスリンの投与、皮膚の炎症の処置など、出血を伴うものは医療行為となり看護師もしくは医師が行わなければなりません。また、お薬屋さんで購入できる干潮以外の干潮(医師が処方したもの)は医療行為となりますので同じく看護師が行います。
ですので、殆どの内服薬は介護士が介助できます。しかし、モルヒネなど末期がん患者に投与するような「劇薬」扱いの内服薬は医療行為となりますので、介護士は介助できません。つまり、日常飲んでいる薬のみ、初任者研修修了者が介助でいるというこのです。

(質問) Bさん
道に迷っている高齢者の対応を教えてください(認知症かも)。
仕事に行く途中でしたので時間があまりなかったです。

(回答)
札幌市には「徘徊認知症高齢者SOSネットワーク」というものがあります。簡単いうと、「迷っているっぽい高齢者を見つけた時、電話するところ」です。大きく分けて、「警察署の生活安全課」と「地域包括支援センター」があります。時間があれば、一緒に手がかりを探すのが親切なのでしょうが、出勤前などとなるとそうはいっていられません。
ですのでこの、「徘徊認知症高齢者SOSネットワーク」の窓口にその方の特徴と場所、「自身は時間が無いのでその場を離れる」旨伝えるだけでも、行方不明になったときの大きな手掛かりとなります。スマホのGoogleで「高齢者 迷う 道 札幌市」などと入力するとヒットします。全てを解決する事は大変ですが、「手がかり」を置いておくのも人助けの一つかと思います。※参考にパンフ添付します。

札幌市徘徊認知症高齢者
SOSネットワーク
sosa4 (3)

授業の中だけではお答えできないご質問もどしどしお寄せください。
可能な限りお答えしたく思います。

日本福祉アカデミー
専任講師 真銅 至