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実務者研修の介護実技テストついて

こんにちは!
講師の真銅です!
本日は、実務者研修の介護実技テストの日です。
そこで、今回は実務者の実技テストについて少し触れたいと思います。
そもそも、実務者の実技やスクーリングって何をするのだろう?と思っている方も少なくありません。
また、既に実務者を修了された方も「難しかった…」とおっしゃる方は少なくありません。

先ず、実務者研修の介護のスクーリングは、「介護過程」という理論を徹底的に学びます。
これは、けして暗記物では、ありません。
「介護過程」とは、PDCAサイクルとも例えられますが、
「アセスメント」→「計画」→「実施」→「評価」のプロセスを様々なご利用者様に当てはめ考察する事です。
また、これを自身で考え、グループを通じて他者との意見交換をもとに一つの「かたち」にしていく作業となります。
高齢者施設や介護事業所の「カンファレンス」に似ていますね!
まさにその通り、カンファレンスや個別介護の会議はこの「介護過程」の考え方に成り立っているのです。

つまり、介護過程を学べば、カンファレンスやケアプランなどチームケアである介護がどのように成り立っているか、如実に解るということです(面白いですよ)。
実務者研修のスクーリングは詰め込み式の勉強とは違い、自分たちで解答を導き出しますので、納得がいく結論が出た時は、清々しい気分になります。
また以外と、受講生さんが活発に意見を出し合うには、通学よりむしろオンラインの方がグープワークに向いているのでは?と思うくらいです。

そして、グループワークで導きだした〇〇様(ご利用者様)の介護計画書をもとに、介護手順書を作成します。
この介護手順書は、自身の介助を行う為ではありません。チームが皆統一した介護を提供する為に作成するのです。

ですので、介護を始めたばかりの職員にもわかりやすい表現とエビデンス(なぜその介助を行うかの根拠)が必要となります。
ここまで話して少し難しく感じましたか?
それもそのはず、実務者研修の修了者は訪問介護事業所等での「サービス提供責任者」の位置付けとなりますし、実技テストをパスすると介護福祉士国家試験の実技テストが免除されるのです。
でもご安心ください。
本日、された受講生は、再テストになった方は何人かいらっしゃいましたが、その日のうちに再テストを受けられ全員合格されました。

次回はオンラインでの実技テストの実際をお伝えしたいと思います!